胃酸が多すぎると、胃潰瘍や逆流性食道炎の原因になると言われていますが、空腹時にアルカリ性「重曹泉」を飲むと、胃酸が中和されて、胃酸過多による胃痛や胃の不快感を緩和できます。
一方、胃酸が少なすぎても胃腸の働きが落ちて食欲不振になったりするので、その場合は「塩化物泉」や「炭酸泉」「硫酸塩泉」の飲泉がオススメです。
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炭酸水素塩泉
胃酸の中和による胃・十二指腸潰瘍や逆流性食道炎への効果があります。
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硫酸塩泉
硫酸塩泉はマグネシウムを含有している温泉も多いのです。マグネシウムは胃から十二指腸に達すると、胆嚢に作用して、胆嚢を収縮させる効果があります。そして、胆嚢を収縮させると胆汁が消化管に分泌され、消化管が食物を押し流す蠕動運動を活発にします。そのため、胆道系の動きを良くし便秘が軽減されるという働きがあります。
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二酸化炭素泉
胃の蠕動運動亢進作用、胃腸機能低下の効果があります。