火口の泉
大自然の真髄は秘湯にあり
温泉につかって、飲んで、健康になろう~!
というのがこの「飲む温泉club」の趣旨なんですって、
それって私が常日頃からの温泉巡りの趣旨とおんなじ~。
だんだん、仲間が増えてきたようでうれしい限りです!
では、このサイトでの取材へ出発進行~~。
私の取材第1号は、こちら由布市の塚原高原にある「火口の泉」。
温泉リポートのお仕事のほかにもプライベートで何度も伺っているんです。
湯布院インターより車で約20分。
秘湯ムード満点のロケーションと立地、そのムード以上にこちらの泉質は稀有なのです。
「酸性―含硫黄・鉄・アルミニウムーカルシウムー硫酸塩泉」。
温泉にそんなに詳しくない方でもこの泉質名を聞けば、濃厚さだけは伝わってくるはず。
源泉は活火山・伽藍岳にある泥火口の近くで自噴しているのを利用してます。言うまでもなく源泉100%のかけ流し。
泉質で特筆すべきは、pH値1.4という酸性泉、さらには鉄イオンの含有量は日本一と言われ、アルミニウムイオンの多さは日本2位だとか。
お風呂は貸し切り風呂と男女別内湯に男女別の露天風呂があり、今日は露天風呂へ入浴することに。うっすらと緑がかっているお湯はつかると、少しピリッとする感じ。秋の装いをまとったそよ風を頬に受けながら、その類い稀な温泉を体験していると、やってきたのは初老のおばちゃん2人。湯舟で自分たちの居場所を探しつつ、腰を下ろされてゆっくりされた頃に話しかけてみた。すると、大分市から来ているとのことで、お孫さんのアトピーが治ったのだとか。以来、自分たちも肌荒れ対策に通っているとのこと。
こちらでは、、血糖値が下がった、水虫が1回で治った、小さなイボが取れたとか、そんな話をよく耳にします。大学の研究対象にもなっているというのも頷けます。
そんな名湯を飲んでみると、いや~、これがpH値1.4の味ですよ。顎の付け根にしびれがはしるほどに酸っぱい。そして、エグ味もあって、まさに「良薬は口に苦し」。
雄大な自然から自噴する濃厚極まりない温泉は、温泉ファンでなくても一度はつかって、そして飲んでもらいたい名湯です。
■泉質名:酸性―含硫黄・鉄・アルミニウムーカルシウムー硫酸塩泉
■浴用効果:慢性皮膚炎・慢性婦人病・やけど・切り傷・糖尿病・慢性消化器病・痔疾
■飲用効果:胃腸病・糖尿病・痛風・高血圧症
大分県由布市湯布院町塚原1235
Tel:0977-66-1261
営業時間:6月~8月9:00~19:00(受付18:00まで)
9月~5月9:00~18:00(受付17:00まで)
定休日:なし ※年末年始や荒天の場合は休業することもあります。
料金:男女別大浴場 大人500円・小人200円 ※2時間以内の利用。
男女別露天風呂 大人600円・小人200円
家族風呂 大人・小人各2名 2000円
離れ家族風呂 大人・小人各2名 2500円
休憩室 1室1時間 1000円